最後にもう一度愛を...



紅さんが1日で私をここまで怖がりの弱虫にしたのね...




私は何も怖くないはずだったのに........




大きく深呼吸をして覚悟を決めて口を開く




「ごめんなさい。続きを話しますね」




また笑顔を作って話し始める


「高校が始まる前の春休み。
怖いくらいなにもされませんでした。
今思えば入学式があって、他の親からの目もあるしそういうのだと思います。

案の定、入学式が終わってからお義母さんは私に手を出し始めました。
学校から帰ればお義母さんに暴力を振われる毎日。
日が経つにつれて...
弟やお兄ちゃんからも...
痣や傷を作って学校に行く私は学校でもいじめの標的でした。
止める人なんていなくて、先生も見て見ぬふりをしてました。
家でも学校でも暴力を受けて......
私は精神的にも身体的にも限界でした。



そんな5月の.......
GW初日に...」




イヤ...




オモイダシタクナイ...







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