最後にもう一度愛を...

少しずつご飯も食べられるようになった


まだ普通の人からしたら少ないけれど


それでも食べれば紅さんは褒めてくれる


それが嬉しくて少しずつ量も増えてきている


料理をしたことがない私が初めて作った“カレー”


具材はいびつな形になってしまったけど


藍さんに教えてもらいながら作ったから


味はちゃんとおいしくできた


少し焦げてしまっても


味が無くても


紅さんは“おいしい”と


私の作った料理を食べてくれる


そんな普通ならきっと当たり前の日常が


とても幸せだと私には感じる









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