最後にもう一度愛を...
うう…
「...はい」
私なんかに紅さんの大切なお金を
使ってもらうのは申し訳ない…から…
「里紗さん、そんなに不安そうにしないでください。
若は俺が選んだものなんか本当は身につけて欲しくないんです。
それだけで嫉妬に狂いそうになる。
それほどまでに里紗さんに惚れてるんです。
でもそれを我慢している。
だから少しでもいいので若が買ってあげたいと思ったものを買わせてやってください。
そうすれば若は満足なんです。」
藍さんがそういってくれたおかげで
少し楽になったような気がした
『藍の言う通りだ。
里紗に使うお金はなによりも有意義だろ』
いやそれは納得できないけど…