最後にもう一度愛を...

『おい、てめぇらこいつ学生だよなぁ?それとも何かのお遊びかあ゛?』


俺はどすの利いた声で怒鳴る


「あん?そんなことお前に関係ねえだろうが」


まだ俺が藤咲組の若頭だと気付かない男たちはのってくる


『チッ、じゃあいい早く帰れ』


男たちにそういえば

「おい、行くぞ」

男たちの声と一緒に女が引っ張られていた


おいおい、女連れて行くのかよ


『おいお前ら、そいつは置いて行け』

と俺が言えば

女は信じられないというかのような声を出し

男たちは俺に近寄り

「あ゛?それじゃ俺らも困るんだよ、分かるだろお・じ・さ・ん」

と言ってきた

くっそ、まだそんなに歳いってねぇぞ
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