最後にもう一度愛を...

そろそろ絡みも怠くなってきたしな


『おめぇら、誰に喧嘩売ってるかわかってんのか』


今まで以上にどすの利いた声で言い放った


「あ゛?おめぇなんか知らねえよ」


まだ気付かないようだ


でも焦っているのか目が泳いでいる
クッおもしれぇ


『フッ、お前藤咲組を知らねぇーのか?』


「あ?知ってるに決まってるだろ」


焦ってやがるな


『フッ...俺は藤咲組の若頭だ。それでもやるか?』


そう言い放てば、男たちはしっぽを撒いて逃げて行った

ったくめんどくせえ奴らだったな

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