最後にもう一度愛を...
ガチャ
ふいに扉が開き、一人の男が入ってきた
「里紗、久しぶりだね。ご飯に手を付けてないみたいだね?
困った子だ。ハハハ、その目...里絵にそっくりだよ...
里紗、これから会わせたい人がいる。君の旦那さんになる人だよ。
きっと君のことを幸せにしてくれる。これに着替えて大谷が迎えに来るのを待っていて」
入ってきたのは叔父だった
部屋の片隅で体育座りをしてじっとして、蔑んだ目を向けた私にそう言い
服を置いて出て行った