最後にもう一度愛を...


「旦那様、侵入者です!」



大谷さんの叫び声が聞こえる




コツン



コツン




1歩1歩こちらに向かってくるのがわかる




「貴様……!!!」




声の主に気づいた叔父は怒りを顕にした声を発した




『城山 修二、里紗を返してもらおうか』



っっ


「貴様!城山に喧嘩を売ってタダで済むと思うのか!?」




ワナワナとする叔父に、声の主は一言発した




『ふっ、上等だ』




そう言い、ニヤリと笑った




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