最後にもう一度愛を...

さて藍を呼ぶか


『藍、迎え頼む』


そう言って電話を切れば目の前には不思議そうな顔をする女がいた

すぐに藍が来た


乗れと言えば安心そうに乗り込んだ


少しは疑えよな全く


そう思ったが俺は女が乗ってくれたことが嬉しくて上機嫌だ


「おい、お前その子だれだ?」


あ?女のことか?


『あ?こいつはだな...
 あ...名前聞いてねぇな...』


名前を聞いてないことに気付いた


名前はなんだと聞けば「山川里紗」だといった。


綺麗な名前だな


「こいつ怪しい子じゃねえよな?」


さすがは俺の側近そう言って里紗をにらむ

大丈夫だと告げればほっとしたようで
ケロッとしている

お前も人を疑えよな

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