最後にもう一度愛を...

『里紗、どうした？』


「なんでもないです、大丈夫です」


そういい、紅さんと車の外へ出た



「「「おかえりなさいやせ。若、里紗様」」」



私は大きな声にびっくりして車に戻ろうとするけど、

紅さんがその手をがっちりつかんでいてそれを許してはくれなかった



『里紗、大丈夫だ。怖くない』



優しく落ち着かせてくれる紅さんの声にほっとした



「あの、紅さん。お手伝いさん沢山いるんですね？びっくりしちゃいました。」






『……』





「どうしましたか？」



なぜか紅さんは無言になった