最後にもう一度愛を...

「わかりません。
でも私は、幸せになってはいけないみたいなんです」



そう言って笑顔を張り付けてみた


「幸せになっちゃいけない人なんていないのよ。
それに幸せかどうかは自分が決めるもの。
幸せだと思えるならどんなに辛くても幸せなのよ。」


翠さんの声は震えていた


「翠さん、私...彼とうまくいかなかったんです。
それで全然これなくて...」


「里紗ちゃんごめんなさい!」


< 337 / 378 >

この作品をシェア

pagetop