最後にもう一度愛を...


「紅...また繁華街に行くのか...?」



そう藍が呟く


『だったらなんだ』



「辞めないかもう...繁華街で噂になっているんだよ、一年前のあの日から...お前と一夜を共にできて更には“紅”と呼べる女には共通点があるって」


『......』



そんな噂は俺も知っている



俺からすれば都合が良いだけだ



今の俺には...


< 349 / 378 >

この作品をシェア

pagetop