最後にもう一度愛を...



「そうです、私は此方の若頭さんに惚れています。お願いだから会わせてください!」




ロビーにいた人全員が呆気に取られたような顔をしている




「お嬢ちゃんなあ、そんな事言われても若頭は出せねぇよ、残念ながら帰ってくれ」





「嫌です、帰りません!通してくれないのなら自分で探します」



ずっと会いたかった



紅さんがここにいるのに



はい、わかりました



なんて帰りたくなんかない...




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