最後にもう一度愛を...
そう...私は売られたんだ.......
厄介者となった私は...
玩具で遊び飽きた家族に...
一粒の雫が頬を伝う
別にあんな人たちを家族とは思っていなかったけど...
それでも売られるなんて思わなかった...
思い出の詰まったあの家に
おいてもらえるだけ幸せだと思ってたのに...
「おいおい、泣くなよ。めんどくせえだろ」
そう言ってヤツは私を睨む
睨まれたって仕方ないじゃない
私だって泣きたくなんかないんだから