最後にもう一度愛を...
でも助かった...?
「ああ゛おめえだれだよ?普通に仲良く家に帰るところに決まってんだろ」
『本当か?』
「あ゛?」
『あ゛?おめぇらには聞いてねぇんだよ』
どすの利いた声だ
この人は私のことを助けてくれるのかな...
本当のこと、言っていいのかな...
助けてくれた人がチラりと私のほうを見る
『制服』
あ....
ヤツらもしまったと思ったらしい
ここは深夜の繁華街路地裏
こんな時間に制服を着ている人なんかいない
訳ありだって気づいたと思う