キミに好きだと伝えたい
懐かしい気持ち
*
「──ほ、しほ・・志穂!」
「はっ!!」
「どうした?ぼーっとして」
わたしの顔を心配そうにのぞきこむ日向の姿が目に入る。
それだけで泣き出してしまいそうだった。
「日向っ、日向!」
「今日はいつもに増して積極的だな」
いままで自分から抱き着くとかしたことなかったのに、嬉しさのあまり日向を抱きしめていた。
「はっ、ごめん」
「いいけど。でも視線が痛いわ」
たしかに強い視線を感じ、その方向に目を向ける。
「相変わらずラブラブだねー」
「日向!羨ましいぞ!!」