キミに好きだと伝えたい
せっかく少し遠出したんだけどあまりの人の多さにダウンし、家まで戻ってきた。
「お邪魔します」
日向の家に入るのなんてしょっちゅうのことでそれこそまだ小学生のときなんて当たり前のように出入りしてたけど、やっぱり付き合ってから入る家ってちょっと緊張。
「志穂ちゃん!きてくれて嬉しいー!」
でも嬉しそうに駆け寄ってきてくれる日向のお母さんの笑顔をみると安心する。
日向のお母さんとは大の仲良しで、わたしを本当の娘みたいだといつもいってくれる。
とても優しくて笑った顔が日向とそっくりで、わたしのお母さんと違って天然ほんわかって感じ。