キミに好きだと伝えたい


「おばさんー!!」

手を広げてくれたおばさんにそのまま抱き着く。

なぜかこれが一種の挨拶のようになっていた。


「日向、羨ましいでしょ」


そして抱きしめあっているわたしたちを怒った顔でみつめてくる日向。


「嫉妬しないの、心が狭い男は嫌われるよ」

「ったく、そんなんじゃねえから」


日向の家にくるとまた違った一面がみれて嬉しくなる。

それにおばさんもわたしと話すときと全然違くて、そういえば日向が家にきたときはお母さんもだいぶ柔らかいから、結局親子関係ってそんなものかと思ったり。

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