碧色の恋。
もっと、近くに
~♪
スマホが鳴った。メールの音だ。
「あっ、明日学校だった…!」
学校からの一斉メール。夏休み中だけど校内清掃のため1日だけ全校登校日がある。それがまさに明日。
でも夏休みに入ってからしまちゃんと会えてなかったし、それはそれで嬉しいかも。
そう、今はそう思っていた。
「あ゛づい゛ぃぃぃー」
外の気温は40℃近くあるのにグラウンドの掃除だなんて、ツイてない。
「しまちゃん、ちょっと顔やけた…?」
前まで白さが命!って言ってたしまちゃんの顔が今年は少しだけ白さが薄れているような気がした。
「そーなの彼氏と海行ったからさー!」
そういえば、しまちゃんバイト先の人と付き合ったんだっけ。