碧色の恋。
「琴音はどう?上手くいった?」
上手くは……いってないですね。キスは、されたけど。
それに、いとこからも告白されて……。
「んんんん、琴音チャンなにか隠してますネ?」
しまちゃんに腕を掴まれひとけがあまりないところに連れてこられてしまった。こうなったらもう、話すしかない。
「いやーん何それ〜♡」
今までのこと洗いざらいに話すと、しまちゃんは楽しそうだった。自分のことじゃないからって…もう。
「で、どうだったの七瀬とのキスは!
やっぱり上手かった??」
上手いとか下手とか、よく分かんないけど…。
慣れてそうだなあっていうのは、思った。
椿先輩とも、キス、したのかな。