碧色の恋。



「…ほんと、隙見せすぎ。」


「ん…っあおく……」


七瀬くんの唇が私の首筋に触れる。
さっきより体が熱くなる。やだ、恥ずかしい。


恥ずかしさと自分の体が言うことをきかない悔しさで涙が溢れる。


「……すぐ楽にするから」


「んん……あお……っ」


七瀬くんがゆっくりと、深いキスをしてくる。
慣れたように舌を絡めて、片手で私の太ももに触れる。


お腹の奥が、ムズムズと変な感じがする。
でも不思議と嫌な感じがしない───



「っあ…」


私の中で何かが弾けたような感じがした。
それと同時に、体が楽になったような気がした。



七瀬くんが離れた頃には私はもう酸欠状態だった。




「──あおくん、」




この言葉の続きを言う前に、意識を手放した。
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