時間切れ

銀行の解約した計算書と生命保険の計算書のコピーを持って篠原弁護士は19時に自宅へやってきた。

「こちらの資産を折半した合計金額は、338万3.250円になりました。
こちらが現金です。
お確かめいただき、受取の領収書にサインと捺印をお願いします。」

慎一は、金額を確かめて領収書にサインと捺印をした。
そして
「あの〜 自宅売却の件はどうなりそうですか?」

「はい、不動産屋さんが決まりましたので明日あたり 査定に来るようですが…
早川さんのご都合が悪いようでしたら、指定日に査定に伺いますが…」

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