時間切れ

「お義母さん〜 おめでとう…ございます…」

「婆ちゃん! 幸せになれよ! おめでとう。
母さん、泣くなよ〜婆ちゃんが心配するだろ!」

「うん。 そう…だね! 
お義母さん、幸せになって下さいね!」

「ありがとう。 彼、熊野 太郎って言うんだけど、本当にクマみたいに体の大きい人なんだ。
心も大きな人なの。
今度、会わせるからね!」

「熊の爺ちゃんかぁ〜 良かったな!婆ちゃん」

「安心しました。 お義母さんを大切に思い続けていた方なんですネ…
今まで、苦労したぶん幸せになって下さいね。」

「うん。そうするね! あちらでもまさか太郎が結婚するとは思わなかったから、大騒ぎになってるらしいよ〜 ハハハ」

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