時間切れ
皆んなで、北海道の話題や弘美が暮らす地名を聞いた。

そこは、オホーツク海側の内陸部だった。

陸が社会科で使ってる日本地図を開き、

「うわー! 札幌からスゲェ〜離れてる〜婆ちゃん! 人より牛とか熊の方が多いかもよ大丈夫かよ〜」

「ハハハ! 牛の方が多いみたいだよ〜」

「でもさ、俺が遊びに行ったら泊めてよ!」

「大丈夫だよ! いつでもおいで!」

鍋パーティーが終わり、典子と弘美が洗い物をしている間、

「先生、俺の部屋見る?」

「え! いいの? 見たいな。」

「うん。こっち!」 陸と、一也は陸の部屋に入っていった。

海外のバスケットボールのスター選手のポスターが、壁に何枚も貼ってありバスケボールも置いてあった。

「陸くん、凄くカッコイイ部屋だね!バスケ部なの?」

「うん。もう3年だから部活は引退したけど、今は休み時間に男子で遊んでるんだ。」


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