時間切れ
それから、事務所内の案内を北村さんから受けた。 

弁護士の先生はそれぞれ執務室がある事。


朝は、9時までに間に合うように出勤すれば良い事、出退勤はパソコン入力式。

朝の掃除は、基本的に全員でやる。

給湯室のお湯を沸かしたりする準備は、女性たちだけで持ち回り当番になっていて、当番の人は帰りにみんなのゴミも集めて捨てるそうだ。

特に1人ずつのロッカーはなく、コートなどは席の近くのハンガーラックに掛けるらしい。

バックなどは、机の鍵付きの引き出しに入れて自己管理する。

一通りグルリと案内されて、席に戻って来た。


「場所は大体わかった? 
一応、座席表があるから南さんにあげるね!」

典子は北村の案内をメモしながら、疑問に思ったことを質問をした。

「ありがとうございます。
あの〜ゴミなんですが、シュレッダーのゴミも捨てても良いんですか?」

「そうそう! 先生たちの執務室にそれぞれ一台ずつあるから、結構な量になるわよ〜。

あと、ゴミ箱に捨ててある物以外捨てたり触ったりしちゃダメよ!」

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