時間切れ
弘美と太郎
弘美が帰って来た。
「ただいま〜! 陸!、のりちゃん!お土産たくさん買ってきたよ〜!」
「おかえりなさ〜い!」
「婆ちゃん! おかえり〜!」
リビングに入ってきた… 2人…
「え! 太郎さん?…」
「熊の爺ちゃん? え〜!」
「ただいま! 太郎が、2人に挨拶したいらしくて、一緒に来ちゃった! ハハハ!」
「オイ! 弘美。 紹介してくれや〜」
「のりちゃん、陸、 こちらは婆ちゃんの旦那様になった、熊野 太郎さんです。
太郎、こちらは元息子の嫁…
離婚したから、今は〜 南 典子ちゃんと孫の 陸です。」
「突然お邪魔して、申し訳ありません。
11/1に 役所で弘美と入籍しましたのでご挨拶に伺いました。」
「はじめまして、 典子です。
ちょっと不思議かもしれませんが、お義母さんが私と陸の味方に付いて下さったので…一緒にいました。」
「はじめまして! 陸です!
婆ちゃん、熊の爺ちゃん。結婚おめでとう。
熊の爺ちゃん! オレの大切な婆ちゃんを世界一!幸せにしてあげて下さい。
お願いします!」 ペコリと頭をさげた。
「陸… あり…がとう…。」
「ハイ! 陸くん。
やっと結婚してもらう事に成功したからね〜
大切にするからね。約束するから!
こちらこそ、これからヨロシクお願いします。」
太郎も深々と、典子と陸に頭を下げた。
「お義母さん! おめでとうございます。
これからは、1人で苦労した分、幸せに2人で仲良く暮らして下さいね! 応援してますからね!」
「ありがとう、のりちゃん。」