時間切れ
「すみません。南さん。ゴメンね一也〜」
「いや、大丈夫。いつもの事だからさ!ハハハ」
「では、気を取り直しまして…お飲み物のご注文をお伺いいたします。」
「俺は車だから、烏龍茶。典子さんと陸はどうする?」
「俺は…りんごジュース。」
「わたしもりんごジュースでお願いします」
「はい。畏まりました。少々お待ちください」
陸の携帯がブーブー鳴った。
「あ、ゴメン。マナーモード忘れてた!あ〜爺ちゃんだ! ちょっと外で話してくる!」
陸は店の外に出て行った。