時間切れ
典子は、弘美の言った

"先生は、慎一じゃあない!" という言葉が頭から離れなかった。 

そう…先生と慎一さんは、違う…

典子はその晩、なかなか寝付けなかった。

金曜日***
典子は、何とか仕事をこなしマンションに帰宅。 

ソファーでぼ〜っとしていたら、陸が帰ってきた。

「ただいま〜 バスが渋滞に巻き込まれてさ〜
1時間半も遅くなった〜!
? 母さん!おい!母さん大丈夫?」

「へ? あ、陸! おかえり!
陸、相談なんだけど… ああ〜 どうしよう。」

「相談って何?」

「あのね、私、昨日先生からプロポーズ?されてね、どうするか悩んでるの…」


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