時間切れ

「ノンが、納得したら決めるかな?
ハハハ! 陸の礼服もレンタル予約しようね!」

「さすが! 父さん! 恐れ入りました!
母さん、父さんは結婚式の段取りが、全て 頭の中に入ってるんだわ〜
俺なんか、
礼服まで考えつかなかったもん!」

「昨日はぱ〜っと思いついた事だったけど、
寝る前に結婚式当日をシュミレーションしてたら、陸の礼服の事とか
ノンのブーケとかが抜けてたんだよ〜ハハハ。
料理はヒトシに任せて〜 
ご祝儀なんだけど… お返しをどうするか」

「ご祝儀とか 受付が必要ですよね〜」

「うん。 だからね、ご祝儀は無し!
その代わり、1人1本 お酒やソフトドリンク持参するってのはどう? 
ワインやシャンパン、ビール、ジュース…
引出物っていうか、記念品は…
カタログで好きな物を選ぶのあるじゃない? 
グラスとかタオルとかもらってもね〜
嬉しくないかもしれないからさ〜
それは、ゆっくり考えようね! ノン〜」

「はい!でもほとんど決まりかけてるような…」

「え! ノンは納得出来なかった?俺〜、もしかして暴走してる? 」

「ハハハ!ハハハ! 大丈夫なんだけど父さんのスピードが速いんだよ〜
母さんは、鳩に豆鉄砲みたいな感じ?
ハハハ!ハハハ!」

「ゴメンね、嬉しくて、嬉しくて、暴走してました。」

「ふふふ。私こそゴメンなさい。
一也さんのスピードについて行くようにするので、
たま〜に、立ち止まって私を確認してね」

「はい。わかりました。」

ハハハ!ハハハと3人で笑い合った。

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