時間切れ
陸は、龍一爺ちゃんに買ってもらったパソコンを、一也と典子に見せる為にみんなを部屋へ連れて行った。
「こんな スゴイのを買っていただきました!」
「お〜、コレ最新のじゃん!良かったな陸。
父さん、ありがとう。」
「お祝いなのに遅くなってすまなかったな。
陸、あのweb学習の塾のも見てもらえよ。」
「ゴメンなさい。私学校へ電話してくるね。」
陸がパソコンを立ち上げてから、塾のサイトを出しお試し教材と画面の講義の動画を流す。
一也が教材と、画面の講義を少しみてホームページをじっくり読んでから
「父さんも講義とか聴いたんだよね〜
他のも2人でいろいろ調べたんでしょう?」
「あぁ。お前の頃は予備校しかなかったろ?
部活終わってから予備校行って勉強して大変そうだったからこれなら家で出来るし、
土日にまとめてわからないところの講義を聴き直し出来るしなぁと、思ったんだ。
1コマ俺も体験学習したけど、わかりやすかったぞ。」
「わかった。契約する。」
「本当にありがとう父さん。一生懸命、勉強頑張ります。」
一也は、頑張れ!と言って、陸の頭を撫でた。