時間切れ
⬜︎⬜︎店
⬜︎⬜︎店に異動になった慎一。
職場の話しも夕飯時にするようになったり、陸に学校の事を聞いたりしてやる気が出た様子だった。
私も、陸が小学生になったので、水道設備会社のパート事務で働き始めた。
お義母さんも、変わらず近所のクリニックで働いている。
結婚してから誕生日のプレゼントなんかくれた事がない慎一から、
「ちょっと早いけど、誕生日のプレゼント。
家の事、任せっぱなしですまないなぁ。
感謝してます。ありがとう典子。 ハイ」
「え? ありがとう。何かな?」
それは、ダイヤのネックレスだった。
女の勘だが、また何かあるなぁと思った。