時間切れ
私は、スーパーへ買い物に出かける前に、
「みなさん〜、今日の夕飯のリクエストありますか?」
「ハンバーグ!」と陸。
「筑前煮!」とお父さん。
「卵焼き!」と一也さん。
「ハイ! リクエスト承りました。買い物行って来ます!」
「荷物持つから、俺も一緒に行く!」
陸と龍一は顔を見合わせて2人で頷いていた。
スーパーへは、2人で歩いていく。
「今日のメニューの筑前煮は多目に作って、お弁当にもいれて…ハンバーグの挽肉も多目に買って…明日はミートボールにして…う〜ん 」と典子は考えながら歩いていく。
一也は、典子が危なくないように手を繋いだ。
「ノン、ちゃんと前を見ないと、危ないよ」
「あ、そうだね。ゴメンね」
2人でクスクス笑いながら、スーパーへ入っていった。