時間切れ

「一也、典子さん、俺たちこれから店に行くからこれで帰るな! 
誘ってくれてありがと!楽しかったわ〜」

「本当に、ありがとう。何か若返った!
また、お店に来てね! じぁあね!」

「店のある日なのに、来てくれてありがとうな!
また、食べに行くから。」

「今日は、楽しかったです。
ありがとうございました。お気をつけて。」


安田夫妻は帰って行ったが、私たちはその後も体育館の劇や軽音楽部のバンド演奏。
各クラスの展示をみて回り、
学校を出てマンションまで歩いて帰えった。

「絵梨じゃあないけど、若返った感じがするな若者からパワーをもらった感じ〜」

「本当だね〜。みんなイキイキしてたね。
これぞ、青春!って感じ? ハハハ」

「陸も頑張ってたな、でも俺たちが行ったから恥ずかしかったかもな…」

「うん…、でも、陸ってよその子より反抗期が少ない気がする。」

「確かに、俺らより達観してるような時もあるよな。 ハハハ!」

「まぁ、元気でいてくれれば、それだけでありがたいんだよね。」

「うん。そうだなぁ…」

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