時間切れ

2人でクスクス笑い合っていると、ヒトシさんがニヤニヤしながらデザートを持ってテーブルに来た。

「一也、典子さん、随分と楽しそうだな〜
典子さん、こちらはデザートのムースです。
一也はシャーベットにしたぞ。」

「ありがとう。 
陸も大学生になったら、大学に自動車学校にバイトに忙しくてウチにほとんど居ないしさ〜
これからは、俺ら2人でたくさんデートしたり旅行へ行こうって話てたんだ〜」

「それは、それは、お熱いコトで!
たまには俺も絵梨と温泉でも行こうかなぁ〜」

「うん。ヒトシも連れて行ってやれよ〜
大切な奥さんを大事にしないとダメだぞ〜」

「そうだな! 一也たちはどこへ行くの?」

「ハワイにしたいんだけど、予約がね〜
来週さちょっと長めの休みあるだろ!
予約取れたら行きたいんだよ〜」

「え〜! 海外を1週間前に予約しようというのは、無謀なんじゃあない?」

「やっぱり? まぁ、ウチに帰って調べてみる。
ハワイに行けるよう、ヒトシも祈ってて〜」

「ハハハ〜、わかったよ〜 頑張れ!」


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