時間切れ

翌日、いつものように、朝食を作る。

みんな、無言で食べていた。

陸は、大学の講義が休講でアルバイトの時間まで家にいる。

お義父さん、一也さん、私で、事務所へ。

一也さんが、朝礼で事情を話す。

弁護士の先生をはじめ、事務所のみんなは驚き、私が辞める事を了承してくれた。

デスクの私物を片付ける。

加藤さんとお義父さん、一也さんとミーティングし、求人募集をする事や新しい人が入るまで派遣社員を雇うかなど話あった。

ミーティング後の私は、陸が迎えに来てくれ一緒にスーパーで買い物をしてからマンションに戻った。

「母さん、今日の体調はどう?」

「今日は、調子良いよ。
陸、こんな病気になってゴメンね。
陸の弁護士バッチをした姿を見るまでは、私も頑張るからね!」

「そうだよ! 治る確率も高いみたいだから頑張ろうよ!」

「うん!」


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