時間切れ

典子が目覚めて、お義父さんが血液検査して病室に戻った典子の顔を見てから帰った事を伝えた。

何度か看護師も様子見に来たし、典子の夕飯の時は一也も売店の弁当を買い2人で病室で食べた。

2人は検査入院から退院してから、北海道の弘美と太郎に電話することにした。

「はっきりしないのに心配かけたくないのよ。それに2人はすぐに飛んできそうだし…」

「そうだなぁ〜、もう少し落ち着いたらでも良いと思うぞ。」

「明日は、きちんと事務所で仕事してね。」

「うん。 さっき父さんからメールきてさ、
明日、派遣会社の人と派遣社員になる人と面接するらしいよ。」

「派遣の社員さんの方が仕事できそうだね。
何かさ、エキスパートって感じ。」

ドラマの見過ぎ〜と一也に笑われる。

面会時間も終わり一也が帰って行った。


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