時間切れ
明るい兆し

一也と典子は、骨髄移植の説明を聞いて来た。

夜、龍一と陸交えて話す。

手術は提供者の都合もあり、日本での手術は、5/18 に決まった。


陸の司法試験が、5/13と5/14の二日間なので、
典子も良かったと思っている。


母さんは手術が終わった後も少しいる事に決めた。
南のお父さんも、典子の心配ばかりしているから、
5月からマンションに来る事にした。

5/18と決まってからは、篠原家も明るくなった。

「今日さ、弘美さんと太郎さんにも電話した!
弘美さんも、太郎さんも凄く喜んでたわ。」

「みんなに心配ばかり掛けたから、手術後は恩返ししなきゃね!」

「恩返しは、ノンが長生きする事だよ!」

「ハハハ、そうだね〜。
これで陸の弁護士さんになった姿が見れるな!
楽しみなんだ〜! ふふふ。」

「合併症がなければ、大丈夫だよ! 
司法試験の結果は、夏だからそれまでに体力も回復して合格発表をみんなで見に行こうな!」


「うん! 頑張るからね〜!」

「そうさ! 
ノンは癌と戦うスーパーウーマンなんだから〜」
ハハハ!ハハハ! 

2人で、久しぶりに心の底から大笑いした。

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