時間切れ

翌日は、ガラス越しでみんなと内線電話で話しをした典子。 

ニコニコしながら話しをしている。

「典子〜、熱とか大丈夫なの?」

「うん、ちょっと微熱かな〜」

「母さん! 良く頑張ったな!」

「典子、良かった。偉かったな」

「典子さん、1日も早くウチに帰って来るの待ってるよ。」

「ノン! ありがとう。俺はまた明日面会に来るから〜」


典子は、ニコニコしながら頷いていた。

点滴をしてない方の手を振っていた。


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