時間切れ

慎一は、目をつむり腕組みしてから、

「まず、典子への慰謝料は…
家を売却後の折半した金と貯金の折半した金で支払う。
母さんの分は、会社に相談してみる。
これで、スッキリ離婚できるなら、払うわ。」

「そう。わかったよ。のりちゃんも良いかな?」

「ハイ… あと、のぞみの仏壇も持って行きます。
私は明日銀行へ行って全部解約しますので、銀行の分は明日渡します。」

「あぁ、わかった。」

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