時間切れ

「先生! お待たせしました!」

先に玄関前の車で待っていた一也。
3人の荷物を見て、トランクを開けた。

典子は、リビングに居る慎一に
「慎一さん、陸と私は来週までに家をでます。
引っ越しで家に戻る事もありますが、
もう、お会いする事もないと思います。
今まで、お世話になりました。

お元気で…

これからは、弁護士さんを通して連絡しますからじゃあ。」

「あぁ。わかった。じゃあな!」

バタバタと出て行った3人…
ひとりポツンと、リビングに座っている慎一。


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