時間切れ
「う〜ん…… 実はね、知り合いの医者が北海道の田舎の診療所をやってて…事情を説明したら看護師として雇ってくれる事になったの。

住むところは、町営住宅に住めるみたいだし…
田舎だから家賃なんて1万8,000円だし…
この歳でも働けるしさ! ハハハハ!」

「え〜!婆ちゃん北海道?良いなあ〜」

「そのうち カニとか送るからね!」

「ヤッタ〜! 婆ちゃん!約束だよ!」

「あぁ。約束! ハハハハ!」

「そんな遠くに行くんで…す…か…ゔ〜 寂しいで…す…」

「のりちゃん〜 泣かないで…
私は慎一とは会いたくないけど2人には会いたいから遊びに来てよね!
陸も夏休みに来ても良いし」

「マジ? 夏休みに涼しい北海道!行く!
絶対に行くから! 婆ちゃん。」

「うん。待ってるよ!
よし! 来週からは全て整って新生活がスタートだよ! みんなで頑張ろう!」

「ハイ! 私も生まれ変わったつもりで頑張ります!」

「俺も、母さんをラクさせてあげたいから将来は医者か弁護士を目指して、勉強頑張る!」

「陸は、何て良い孫なんだろう。私の自慢だ!」

「じゃあ、今日はもう寝ようか。私は隣に帰りますね! おやすみなさい。」

「「おやすみ〜」」

< 87 / 454 >

この作品をシェア

pagetop