時間切れ
美穂の部屋で2人で夕飯を食べなから、
美穂が
「慎一さん、奥さんとは離婚するの?」
「あぁ、離婚届にサインとハンコ押した。でもなぁ〜聞いてくれよ!美穂!
俺、はめられたんだよ!
嫁は美穂との事を興信所に調べさせてて1年前と半年前の調査書と証拠写真を出してきたんだわ。
向こうは弁護士もついててさ〜。」
「じゃあ、私たち結婚出来るの?」
「いや〜 それがさ… お袋へ1.000万円支払いと嫁への慰謝料が500万円の支払いになった。
明日、貯金とか生命保険の解約した金とか折半した金を受け取るけど、全然足りないし…
自宅も売却するけどそれでも足りないから銀行で借り入れしないとダメなんだよ〜
車も売る! 」
「幾らくらい借り入れするの?」
「たぶん… 600〜700万円 だわ。
こんなにたくさんの借金ある俺だと美穂に苦労かけるだけだし、俺たちの子供もマイホームも諦めなきゃだ…
美穂の事は愛してるし、大切だからこそ俺と結婚なんかさせられないよ〜
本当にゴメン美穂! こんな情けない俺はお前を幸せにしてやれないんだ! ゴメン!」
「慎一さん〜 ゔ〜 別れたくないよ〜」
「美穂には 幸せになって欲しいんだよ!
わかってくれ… 俺だって辛いんだよ〜
悪いけど、今日はもう帰るな。
俺と関わったばっかりに 悲しい思いさせて本当に悪かった。
すまない美穂… じゃあ。」