時間切れ

自宅に戻った慎一。

「よし、美穂はこれで大丈夫だなぁ!
問題は金だよなぁ… ハァ〜
車を中古車屋で査定して…
残金は幾らなんだよ〜 典子に電話だな!

〜…〜…

「ハイ。南 典子さんの携帯です。」

「は? お前! 誰だよ!」

「私は、篠原弁護士事務所の者です。
ご主人からの連絡は事務所を通す事になっております。
ご用件をお聞き致します。」

「そう。 典子に車の残金が幾らあるのか書類はどこか聞いてもらいたい。」

「畏まりました。私から典子さんにお伝えし折り返しご連絡致します。 では失礼致します。」

弁護士事務所から慎一に連絡がすぐに入りリビングにあるサイドボードの引き出しに入ってるとの事だった。

「ったく〜 、ムカつくわ! ココか?」

そこには、電卓と家計簿と請求書などが入っていた。
その中から車のローン明細書が入っていた。

新車で、買った車。 
見積もり書も一緒に封筒に明細書が入ってた。
俺がどうしても欲しいかった車
「アイツ頭金50万も入れてローンにしたのか…
2年過ぎたくらいだし…
残金は… 210万! 結構あるな〜
300万くらいで売れるかな?ネットで調べよう!」

ネットで数社で査定した慎一。

A社が 255万円で1番高く買い取ってくれるんだな 255万かあ〜 残金を支払って、
車と貯金と生命保険の金を合わせて379万かぁ

この家の売却金額次第なんだな〜 
売却だから俺もアパート探さなきゃ…
敷金礼金の金もいるしな! ハァ…

< 98 / 454 >

この作品をシェア

pagetop