あの丘の向こうで
光と担任が校内に入った後、校門の前に三つの影があった。


???「おい、今の見てたか?」

???「あぁ…。」

???「あいつ魔法って言葉に反応したわね。」

そこには亜紀人、一樹、絵美里の三人が見たこともない服とマントに身を包んで佇んでいた。

亜紀人「俺たち今日は任務あるけどあいつの事はどうすんだ?海翔の兄貴には光を護れって言われてっけど?」

絵美里「まったくさっきから質問ばっかりなんだから…」

亜紀人「悪い悪い。」

絵美里の頭に手を乗せてくしゃくしゃと撫でる。絵美里は気持ち良さそうに目を細めてされるがままになる。

一樹「たく…周りに人がいないとすぐにいちゃつきやがって…
この変貌っぷりを光様に見せてやりたいな…」

亜紀人「素が出てるぞ。」

一樹「今は任務中だから仕方がない。それに………


ターゲットが動きだした…ターゲットは俺だけでなんとかするから、あいつはおまえら二人に任せる…
不穏な動きがあったら消せ…あと、もし光様に何かあったときは俺に連絡を入れろ…」

亜紀人「了解した隊長。」
絵美里「了解しました隊長。」

一樹「検討を祈る…散!」


一樹の合図とともにそれぞれの持ち場に向かう。




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