あの丘の向こうで
光は声が聞こえた方に顔を向けると見知っている顔があった。

光「一樹君、違うって何がどう違うの?」

一樹「光さんにはまだ早いよ。」

光「むう………」

光よりもませているこの少年は三鷹 一樹(ミタカ カズキ)。いつも亜紀人がいじられているのを見て楽しんでいる。

一樹「それよりそろそろ先生がくるから席に着いた方がいいよ。」

光「あっ、うん。」

一樹に言われてゆっくりと自分の席に向かう。
そして、先生が来るまでの少しの間に亜紀人は絵美里の言葉の暴力で心に傷を負うことになった。

ガラガラ…

先生「おーーす!そんじゃホームルーム始めんぞ。」



先生が教室に入ってきてホームルームが始まる。そして新しい1日が始まりあっという間に時間が過ぎる。

放課後――――

光「それじゃぁまたね。」

いつもの三人と別れて家に向かう。

本当にありふれた日常。だけどこの日常が―――

ゆっくりと―――

確実に―――

変化し始める―――




.
< 6 / 20 >

この作品をシェア

pagetop