あの丘の向こうで
チュンチュン……
チュンチュン……

チュンチュン……
チュンチュン……

光「ん〜……あと5分………ムニャムニャ………」

30分後―――


光「きゃ〜〜〜!!遅刻しちゃうよ〜〜〜!!!」

慌てて制服に着替える。
朝食のパンをくわえて父と母の写真に行ってきますと言い家を出る。

だが光はまだ知らない。

もうこの家に帰ってはこれないことを。

運命の歯車が光の知らないところで回り始めてしまっている。

もう誰にも止めることができない運命。

逃れることのできない運命が刻々と迫りつつあった。




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