兄とあたし
あたしが、4歳の時。
弟が出来た。
母は、女の子だと思っていて、男の子の準備を、全然、していなかった。
だから、ベッドも、布団も、あたしのものを、使っていた。
服は、弟のは、少しあったけど、ほとんど、あたしのお古で、ピンクを着せられているのが、多かった。
弟は、あたしと反対で、大きくて、不細工だったので、親戚からは、「男の子で良かった。」と、言われていた。
弟の為にと、あたしは、長い髪を、かなり短い、ショートにした。
「赤ちゃんの目に入ったら、ダメだから切る。」と言って、実行した。
「親戚は?」と言うと、男の子が産まれたことで、大喜び。
「やっと、後継が、産まれた。」と…。
弟が、産まれた時には、曽祖母は他界していて、祖母と、叔母と、母の妹達が近場に住んでいたが、みんな、弟ばかりを、可愛がった。
つまり、あたしは、要らない子になった。
それからは、地獄だった。
弟を抱っこさせてもらえず、父と母の話題は、弟のことばかり…。
4歳の子には、耐え切れないほどの、心の傷を負った。
「(あたしなんて、要らない子なんだ。)
(いなくなってもいいんだよね?)」
そう思うようになった。
でも、行き宛のない、あたしは、我慢するしかなかった…。
幼稚園に通うようになってから、家出を試みるようになった。
何回、家出しようとしたか、分からないほど。
その度に言われたのが、「この服は、わたしの子どもに買ったものだから、出て行くなら、脱いで出ていけ!」だった。
幼稚園の時は、この言葉で、家に無理やり帰らされていた。
あたしは、「(弟がいるから、あたしなんて、要らないじゃない!)」そう思うばかりだった…。
義父は、とんでもない、暴力義父で、タバコの火を何度も、近付けられたり、ガラス製の重たい、灰皿を投げてきたり、縄でできたおもちゃで、水膨れが、いくつもできるほど叩かれたり、殴る、蹴るは、当たり前のようにあった。
あたしは、義父のサンドバックだった。
母は、それを止めることもなく、祖母は、弟がやられないか、何もされない、弟を庇っていた。
あたしは、誰にも助けてもらえず、ただ、義父が落ち着くまで、暴力を振るわれた。
義父は、あたしから、母親と話す事も許さず、応援している、野球チームが負けたら、暴力を振ってきた。
あたしは、義父の顔色を伺いながら、暮らしていた。
1つでも、タイミングを、間違えれば、暴力を振るわれた。
母や義父と話すことを、極力やめた。
殴られたくないから。
弟が出来た。
母は、女の子だと思っていて、男の子の準備を、全然、していなかった。
だから、ベッドも、布団も、あたしのものを、使っていた。
服は、弟のは、少しあったけど、ほとんど、あたしのお古で、ピンクを着せられているのが、多かった。
弟は、あたしと反対で、大きくて、不細工だったので、親戚からは、「男の子で良かった。」と、言われていた。
弟の為にと、あたしは、長い髪を、かなり短い、ショートにした。
「赤ちゃんの目に入ったら、ダメだから切る。」と言って、実行した。
「親戚は?」と言うと、男の子が産まれたことで、大喜び。
「やっと、後継が、産まれた。」と…。
弟が、産まれた時には、曽祖母は他界していて、祖母と、叔母と、母の妹達が近場に住んでいたが、みんな、弟ばかりを、可愛がった。
つまり、あたしは、要らない子になった。
それからは、地獄だった。
弟を抱っこさせてもらえず、父と母の話題は、弟のことばかり…。
4歳の子には、耐え切れないほどの、心の傷を負った。
「(あたしなんて、要らない子なんだ。)
(いなくなってもいいんだよね?)」
そう思うようになった。
でも、行き宛のない、あたしは、我慢するしかなかった…。
幼稚園に通うようになってから、家出を試みるようになった。
何回、家出しようとしたか、分からないほど。
その度に言われたのが、「この服は、わたしの子どもに買ったものだから、出て行くなら、脱いで出ていけ!」だった。
幼稚園の時は、この言葉で、家に無理やり帰らされていた。
あたしは、「(弟がいるから、あたしなんて、要らないじゃない!)」そう思うばかりだった…。
義父は、とんでもない、暴力義父で、タバコの火を何度も、近付けられたり、ガラス製の重たい、灰皿を投げてきたり、縄でできたおもちゃで、水膨れが、いくつもできるほど叩かれたり、殴る、蹴るは、当たり前のようにあった。
あたしは、義父のサンドバックだった。
母は、それを止めることもなく、祖母は、弟がやられないか、何もされない、弟を庇っていた。
あたしは、誰にも助けてもらえず、ただ、義父が落ち着くまで、暴力を振るわれた。
義父は、あたしから、母親と話す事も許さず、応援している、野球チームが負けたら、暴力を振ってきた。
あたしは、義父の顔色を伺いながら、暮らしていた。
1つでも、タイミングを、間違えれば、暴力を振るわれた。
母や義父と話すことを、極力やめた。
殴られたくないから。