路地裏の唄
「彼もゲンラクさんの所に連れて行こう」
青年が続けて言う。
「こっちもコア・キューブは無事だった。あの人なら治せるでしょ」
彼の手には破壊を免れた群青色の直方体があった。
彼の冷静な提案にアガタと言う少女は頷き、律に向き直る。
「私は県(アガタ)。あっちは相棒の玖科(クシナ)。
さっきの分子は私達が取り逃がしちゃったやつなの。
お詫びもお礼もしたいし、ちょっと話したいことも出来たから、一緒に来て。
えっと、君の名前は?」
そう言うと小首を傾げて県はかわいらしく笑った。
青年が続けて言う。
「こっちもコア・キューブは無事だった。あの人なら治せるでしょ」
彼の手には破壊を免れた群青色の直方体があった。
彼の冷静な提案にアガタと言う少女は頷き、律に向き直る。
「私は県(アガタ)。あっちは相棒の玖科(クシナ)。
さっきの分子は私達が取り逃がしちゃったやつなの。
お詫びもお礼もしたいし、ちょっと話したいことも出来たから、一緒に来て。
えっと、君の名前は?」
そう言うと小首を傾げて県はかわいらしく笑った。