王女ちゃんの執事4『ほ・eye』王女さんの、ひとみ。
「シフトはわかったから、今度の土曜、決戦だよぉ」
まともに歩くことすらままならないおれと。
ひとりではファストフード店なんかに気楽に入れるべくもない町田。
中学生の虎を何度もひとりで電車に乗せることにはどちらも反対で、虎の参加はひとまず彼女のシフトをおれたちがなんとかつかんでから、ということにしたのに。
虎は翌日にはもうひとりで出かけ、ちゃっかり彼女のシフトを確かめてきた。
なんでも、店に落とした定期を拾って交番に届けてくれた親切なお姉さんに直接お礼が言いたいと、町田に教えられた容貌を告げて頼んだら、レジにいたオバサンたちがあっさり彼女のシフトを教えてくれたそうだ。
年齢差が逆にあやぶまれずすんだ勝因か。
さりげなく王女さんの手助けか。
いずれにしても、女たちに愛されて、名探偵爆誕。
またしても優駿と駄馬の差を見せつけられてしまったおれに、今回は町田の更なる追い打ち。
「加藤さん、ドンマイ!」
町田よ。
そういう声がけは相手を選べ。
ドンマイ!
がんばれ!
そいつは2大アレルギー抗原だ。
まともに歩くことすらままならないおれと。
ひとりではファストフード店なんかに気楽に入れるべくもない町田。
中学生の虎を何度もひとりで電車に乗せることにはどちらも反対で、虎の参加はひとまず彼女のシフトをおれたちがなんとかつかんでから、ということにしたのに。
虎は翌日にはもうひとりで出かけ、ちゃっかり彼女のシフトを確かめてきた。
なんでも、店に落とした定期を拾って交番に届けてくれた親切なお姉さんに直接お礼が言いたいと、町田に教えられた容貌を告げて頼んだら、レジにいたオバサンたちがあっさり彼女のシフトを教えてくれたそうだ。
年齢差が逆にあやぶまれずすんだ勝因か。
さりげなく王女さんの手助けか。
いずれにしても、女たちに愛されて、名探偵爆誕。
またしても優駿と駄馬の差を見せつけられてしまったおれに、今回は町田の更なる追い打ち。
「加藤さん、ドンマイ!」
町田よ。
そういう声がけは相手を選べ。
ドンマイ!
がんばれ!
そいつは2大アレルギー抗原だ。