キミの王子様は俺だよ
「ただいま!」
私は元気よく言って家へと入った。
「深乃おかえり!元気いいわね!学校がよっぽど楽しかったのね」
とお母さんが両手を広げ出迎えてくれた。
私はお母さんにハグして、さり気なく聞いてみた。
「今日、お父さんに会いに都会に行っていい?」
「お父さんに会いに行く目的で行くならいいわよ。でも気をつけなさいね」
と忠告された。私はコクッと頷いて自分の部屋へと駆け足で向かった。