キミの王子様は俺だよ



「深乃はカワイイがいいの!大人っぽくはならない」
と六都に強く断言された。あと苦笑しながら言う。

「笑わないで!私は真剣に大人っぽくなりたいの!六都に笑われたくない」

すると六都は優しく微笑んで私の頭に手を伸ばし撫でてきた。

「はいはい。お姫様。可愛すぎですよ」

と言った。六都を見ると顔が赤い。私はジッと目を見ると、下を向いて視線を外された。



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